国会図書館の本、有料ネット配信

BL協議会の竹内です。
8月6日(木)の日経新聞に「国会図書館の本、有料ネット配信」とありました。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090806AT1C0500805082009.html
(以下は個人的な見解で、BL協議会の公式見解ではありません。)
これはビジネス支援には朗報だと思います。
私は、このサービスが有料で提供されることに賛成です。
現段階では法律的に問題がある可能性もありますが、必要なら法律改正も視野に入れて有料化を考えればよいと思います。これに限らず、今後、図書館サービスで専門性の高いものは、基本的に利用しやすい安価な価格設定が前提ですが、有料で提供していけるようになるとよいと思います。
一般利用者へのサービスは可能な限り無料にして、ビジネスで使う人や専門性の高いレファレンスなどを有料化すれば、サービスを提供する原資にもなりますし、司書も利用者の厳しい要求に鍛えられてレベルが向上すると思います。
課金されたものは、著作権料の支払いにあて、システムの構築や運用は税金という方法も考えられますし、よいサービスを提供して規模が拡大してくれば、システムの構築、改造、運用の費用も賄えるようになる可能性もあります。
できれば、国立国会図書館の蔵書が、全て一元的に横断検索できて、見出しやキーワード周辺の文章が表示されるところまでは無料で、本文を読むときに課金されるとよいと思います。